車の洗車をする時ですが、
私はいつもJOYを使ってます。
理由は安いし、手軽だからです。
しかし、
一定数の車屋さんがなんと
「JOYで洗っては駄目ですよ」
という。
「は!!」
これが素直な感想です。
もちろん細かい詳細はお伝えした上での話です。
そこで私は
化学の話をその方々にすると
100%
ご納得して頂けます。
しかし、私も洗車のプロではないので
この機会にあらためて色々と調べてみました。
やっぱり化学はおもしろいな~~っと思いました。
その内容も皆さんにシェアすることで少しでもお役に立てればとおもいます。
一応先に結論をいうと、
洗車は
水洗いが一番。
そして次に中性洗剤が良いとなり、
以下は、目的に応じて洗剤を使い分けるが正しい考え方となります。
pHを知ろう!
まずはpH(ピーエチ)を理解する必要があります。
https://www.live-science.com/honkan/basic/chishiki02.html
0から14まであり、
0から酸性で14になるとアルカリ性です。
そして中性が7だと思って下さい。
なぜこれを知る必要があるかというと、
汚れを落とす時は、
どんな汚れを落とすかによって使う洗剤が違います。
例えば酸性が強い汚れの代表格は
「油汚れ」「手あか」「皮脂」
です。
逆にアルカリ性が強い汚れは
水垢」や「石鹸かす」
などになります。
これは酸性の汚れ関してはアルカリ性の洗剤を使い
酸性をアルカリ性のほうに
中和していくのが狙いです。
逆も同様です。
したがって大事なことは車体に付着している汚れがどのようなものかしることが大事になってきます。
汚れとはなにか?
車体の表面にはさまざまな種類の汚れが付着します。以下に主な汚れの種類と、それらが酸性、アルカリ性、中性のいずれであるかを説明します。
1. ホコリ・土
**性質**: 中性
- **説明**: 車を運転する際に道路から舞い上がるホコリや土が車体に付着します。これらの汚れは基本的には中性です。
2. 鳥のフン
- **性質**: 酸性
- **説明**: 鳥のフンには尿酸が含まれており、強い酸性です。この酸性が車の塗装にダメージを与えることがあります。
3. 樹液・樹脂
- **性質**: 中性から弱酸性
- **説明**: 樹木の樹液や樹脂が車体に付着することがあります。これらは基本的に中性ですが、一部の樹液は弱酸性です。
4. 虫の死骸
- **性質**: 中性から弱アルカリ性
- **説明**: 車を走らせる際に虫が車体にぶつかり、死骸が付着します。これらの虫の体液は中性から弱アルカリ性です。
5. 雨染み・ウォータースポット
- **性質**: アルカリ性
- **説明**: 雨が乾燥する際にミネラル分が残り、ウォータースポットとして残ることがあります。これらのミネラルは基本的にアルカリ性です。
6. 排気ガスのすす
- **性質**: 中性から弱酸性
- **説明**: 他の車両からの排気ガス中のすすや汚れが付着します。これらは中性から弱酸性の範囲です。
7. 塩分(道路の融雪剤)
- **性質**: アルカリ性
- **説明**: 冬季に道路に撒かれる融雪剤(塩化ナトリウムやカルシウム)はアルカリ性です。これが車体に付着すると塩害を引き起こすことがあります。
そして
車体に最も多く付着する汚れは「ホコリ・土」です。
ようは中性の汚れがメインとなります。
したがって、強い洗剤を使わないことが大事です。
車のボディはアルカリ性、酸性どちらいに強い?
車のボディ(塗装面)は、一般的にはアルカリ性および酸性の両方に対して一定の耐性を持つように設計されていますが、それぞれに異なる影響を受ける可能性があります。
酸性に対する耐性
- **特性**: 多くの自動車の塗装は酸性に対してある程度の耐性を持っています。これは酸性雨や鳥のフン、樹液など、酸性の汚れが日常的に付着する可能性があるためです。
- **影響**: 強い酸性物質や長期間放置された酸性汚れは、塗装を侵食し、色あせや剥がれの原因となることがあります。
アルカリ性に対する耐性
- **特性**: 塗装はアルカリ性の物質にもある程度の耐性を持っています。これは洗車用のアルカリ性洗剤や道路に撒かれる融雪剤に対処するためです。
- **影響**: 強いアルカリ性の物質や長期間放置されたアルカリ性汚れも、塗装を劣化させる可能性があります。特に塩分を含む融雪剤は、腐食の原因となることがあります。
ようはどちらにも強いように出来ているのが結論です。
車のコーティング剤をつかってますが。。。。
車のコーティング剤も同じです。
一般的に酸性とアルカリ性の両方に対して耐性を持つように設計されていますが、具体的な耐性はコーティング剤の種類や成分に依存します。
以下に、一般的なコーティング剤の特性とそれぞれの耐性について説明します。
### 1. セラミックコーティング
- **酸性への耐性**: 高い耐性を持っています。酸性雨、鳥のフン、虫の死骸などの酸性の汚れから塗装を保護します。
- **アルカリ性への耐性**: 優れた耐性を持っています。洗車用のアルカリ性洗剤や道路の融雪剤に対しても保護効果があります。
### 2. ガラスコーティング
- **酸性への耐性**: 非常に高い耐性を持ち、酸性雨や鳥のフンなどの影響を軽減します。
- **アルカリ性への耐性**: 高い耐性がありますが、強力なアルカリ性洗剤には注意が必要です。
### 3. ワックスコーティング
- **酸性への耐性**: 一般的には酸性に対しても耐性がありますが、セラミックやガラスコーティングほど高くはありません。
- **アルカリ性への耐性**: ある程度の耐性がありますが、強力なアルカリ性物質には影響を受ける可能性があります。
### 4. ポリマーコーティング
- **酸性への耐性**: 良好な耐性を持っていますが、長期間の放置には注意が必要です。
- **アルカリ性への耐性**: ある程度の耐性がありますが、セラミックやガラスコーティングほどの保護効果は期待できません。
### 一般的な耐性
- **酸性に対する耐性**: 多くのコーティング剤は酸性の汚れや酸性雨に対して高い耐性を持つように設計されています。これは、酸性の汚れが塗装に大きなダメージを与える可能性があるためです。
- **アルカリ性に対する耐性**: コーティング剤もアルカリ性の物質に対して良好な耐性を持っていますが、特に強力なアルカリ性洗剤や融雪剤には注意が必要です。
JOYで良い理由
https://www.yogoreotoshi.com/joikaisetu/
こちらの記事にもあるように、JOYは中性洗剤です。
したがって、コーティングを落とすこともなく車の落とすことが出来ます。
そして大事な事ですが、
洗剤には汚れを落とすとために入っている物質があります。
それが、
研磨剤と界面活性剤です。
研磨剤
**説明**: 研磨剤(けんまざい)は、表面を磨いて滑らかにしたり、汚れや傷を取り除くために使用される物質です。研磨剤には細かい粒子が含まれており、これが表面を削ることで研磨効果を発揮します。研磨剤は金属、ガラス、プラスチック、塗装面など、さまざまな素材に対して使用されます。
- **使用例**: 車の塗装面に使用されるコンパウンド、歯磨き粉に含まれる研磨成分、金属の錆取りクリームなど。
- **種類**: 物理的研磨剤(シリカ、酸化アルミニウムなど)や化学的研磨剤(酸やアルカリを使用して表面を溶解させるもの)があります。
界面活性剤
**説明**: 界面活性剤(かいめんかっせいざい)は、液体の表面張力を低下させることで、異なる相(例えば油と水)を混ざりやすくする物質です。界面活性剤は分子の一部が水に溶けやすい親水性、もう一部が油に溶けやすい親油性を持っており、この特性が洗浄や乳化などの機能をもたらします。
- **使用例**: 洗剤、シャンプー、食器用洗剤、化粧品、農薬など。
- **種類**: 陰イオン界面活性剤(洗浄力が強い)、陽イオン界面活性剤(柔軟剤や殺菌剤に使用)、両性界面活性剤(皮膚に優しい)、非イオン界面活性剤(泡立ちが少ない)などがあります。
研磨剤と界面活性剤の違い
1. **機能と用途**:
- **研磨剤**: 表面を削ることで汚れや傷を取り除く。物理的な作用が主で、主に研磨や磨き作業に使用される。
- **界面活性剤**: 液体の表面張力を低下させ、洗浄や乳化を助ける。化学的な作用が主で、主に洗浄や乳化、分散に使用される。
2. **作用の仕方**:
- **研磨剤**: 粒子の摩擦によって物理的に表面を削り取る。
- **界面活性剤**: 分子の親水性と親油性の部分が液体中で表面張力を低下させ、油と水など異なる相を混ぜ合わせる。
3. **使用例**:
- **研磨剤**: 車の塗装面のコンパウンド、金属の錆取りクリーム、歯磨き粉。
- **界面活性剤**: 食器用洗剤、シャンプー、洗濯洗剤、化粧品。
4. **物理的 vs. 化学的**:
- **研磨剤**: 主に物理的な削り取り作用。
- **界面活性剤**: 主に化学的な界面作用(表面張力の低下、乳化、分散など)。
汚れを落とすということは削ること
段々本質に近づいてきたと思いますが、
汚れを落とす
というのは、
削るということです。
しかし車のボディを削ると最終的にはボロボロになります。
だからこそ、強い洗剤を使わず優しく洗うことが大事です。
JOYはどうでしょう?
自炊をしている方であれば、毎日食器を洗いますよね。
手にも付着します。
それぐらい優しい洗剤なんですよ。
重要なことは泡です。
これは洗顔を思い出してください。
よく泡立てて顔を洗いますよね。
あれは顔の表面に傷を与えないためです。
洗剤を使う場合は、必ずよく泡立て下さい。
そうすることで、傷はつきにくくなります。
洗車の順番
まずは車のボディの表面についている汚れを落とします。
この時に注意するのはブラシや乾いたタオルは使わないことです。
目には見えないぐらいの土や石などがついています。
まずはこれを優しく水だけで洗い流してください。
次に全体的に表面のゴミが無くなったら、
やわらかい布なので、次は洗っていきます。
ただ汚れがきつい場合は、
JOYの出番です。
良く泡立て下さい。
https://www.youtube.com/watch?v=83Gq6bZldDU
このようにYOUTUBERも試しています。
そして最後は綺麗に洗い流し、水をふき取ってください。
まーここも完璧を目指す必要はありません。
適当にふき取って良いです。
翌日に車をみて洗い足りないところや水が垂れているとこがあれば、再度その部分だけ汚れを落としてやればよいです。
重要なことは、
洗車はこまめに水洗いをしてやることです。
そして水洗いでは落ちにくいところは
よく泡立てたJOYで解決すればよいのです!
そう考えると、
肌の手入れに似てますよね。
別の良い、化粧水や乳液を使う必要はありません。
必要に応じて、細かく手入れをする方の肌は綺麗です。
1か月に1度、高級エステに行ってるからといっても
肌の綺麗さは保たれません。
毎日の積み重ねです。
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