昨日、自分が大変お世話になっている、
先輩のご尊父が亡くなりました。
訃報を見た時は切なくなりました。
実は、先輩のご尊父には一度もお会いしたことが
ないからです。
しかし、以前から先輩はお父様のお話を
よくされていて、
「うちの親父はまだ生きてんだよな~。
医療の進歩で無理やり生かされているようなもんだ。
もう90を超えているから、早く死ねばいいのによ。
だってよー、毎年おれが、親父の好きな温泉に連れて
行かなきゃなんねーからなー。今年も面倒くせーなー」
とような事も話していました。
上記の文面は荒いものですが、
実際は温泉へ連れて行く行為が
照れくさいようであのようないい方になると思います。
本当の気持ちは
「生きているうちは、俺がしっかり面倒みるから
心配するなよ」
だといつも感じさせられます。
そんな先輩が大事にしているご尊父ですので、
先輩から連絡を受けた時は、何もいえませんでした。
先輩も一番最初に自分に連絡をくれ、
「いやー・・・・・。死んじまってたいへんだよ・・・・・。
こっちの都合も考えてくれよな・・・・・。
ほんとによ・・・・・。」
涙を堪えて話す先輩が浮かんできました。
お世話になっている先輩を今日まで
育ててくれた、方が亡くなる。
それを聞いて切なくなる。
お会いした事もないのに・・・。
少し、話がそれますが、
私が考える通夜や告別式についてですが、
亡くなった方に対して気持ちがある人だけが
来るところ。
中学生の時の話ですが、
一番最初に葬儀に参加した時に、
私はある行動を起こしました
それは、参列者に対して
文句を言った事です。
内容は
「お前帰れ。
なにしにきたんだ。
むかつくんだよ。
お前が来てもばあちゃんはよろこばねーよ」
なぜ、このような事を言ったかとゆうと、
私がすごく悲しんでいる横で、
「煙草は中で吸えないからつらいね。
線香の煙じゃ、やっぱりだめだね w」
「この間の案件のことだけどどうなった?
上手くいきそうだろ~。俺がしっかり話し
しといたからさ~」
「この後、美味しいものでも食べいく w」
このようなことを数人の人間が話をしていたからです。
中学生の私は感情を抑えきれずに
思わず叫び散らしました。
もちろん、後ですごく怒られました。
*もちろん、全く後悔しておりません。
もし、明日行く葬儀で上記のような
事をいうような人がいたとしても
何も言わないでしょう。
最近テレビで告別式の正しい作法などと
やっていましたが、
正しい作法は必要なのでしょうか?
線香の上げ方やお悔やみの言葉
などをしっかり覚えて行くことは
必要ないと思います。
大事なのは気持ちです。
最低限の事だけ知っていけば
問題はありません。
人間が悲しみに耐える時は笑うものです。
そして、その笑顔の奥に悲しみがあり、
それが、本物であれば失礼な言葉などは
絶対に出てこない。
これを書き始めてから
涙が止まらないのはなぜだろう?
涙腺が緩いからかな・・・・。
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